ボンネットを開ける女性

種類いろいろ、ラジエーターの違いを知って適切なものを選びましょう

車が走行中にトラブルを起こさないように、重要な役割を担う部品はたくさんあります。その1つがラジエーターです。走行することで熱を発するエンジンの温度を下げるための車の部品です。搭載されていなければエンジンの温度が上がり続け、やがて車はオーバーヒートを起こしてしまいます。

ラジエーターは、軽自動車で6年、乗用車で8年が過ぎたあたりから交換をする必要が出てきます。その際は、ラジエーターにはいくつもの種類があるということを覚えておきましょう。車によって使いやすさが違うことはもちろん、向き不向きも違います。それぞれの特徴を把握して、自分にとってもっとも良い製品を選び、購入しましょう。

素材による違い

車に搭載されるラジエーターの素材には真鍮とアルミニウムの2種類があります。

真鍮製は、自己放熱性があるという特徴を持っています。エンジンだけではなく、ラジエーターも、冷却液の水温が上がりすぎてしまうとオーバーヒートの原因になります。自己放熱性がある銅のラジエーターは、風があたらない停車時でも熱が逃げやすく、水温が上がりにくいため、公道を走る車に適しています。

アルミニウム製は、重量の軽さが特徴です。肝心の冷却性能はといえば、熱を伝えやすいため、風を受けている時は高い冷却効果があります。一方で、停車している時の冷却効果は真鍮に劣るため、スポーツカー向けです。

形状による違い

冷却液が上から下へ流れる縦流れ式と、水平に流れる横流れ式という2種類の形状があります。

より冷却効果が高いのは、海外の車でメインに使われている横流れ式です。しかし、横流れ式は、過剰にエンジンが冷えてオーバークールが起こる可能性があります。オーバークールになると、燃費の悪化やオイルの寿命の低下のような問題が生じます。

一方、国内の車に多い縦流れ式は、冷却効果こそ横流れ式に劣りますが、オーバークールのリスクが少なく、安心して使うことができます。

フィンによる違い

放熱するために欠かせないフィンも、コルゲート型とプレート型の2種類があります。

フィンが波型になっているものがコルゲート型です。プレート型に比べて表面積が広いため、風があたりやすく、放熱能力に優れています。

フィンが1枚の板状になっているものがプレート型です。耐久性が高くゴミがつまりにくいため、破損しにくいという特徴があります。

車のラジエーター

以上に挙げたように、ラジエーターは素材や形状、フィンの違いによって、特徴にも差が出ます。実際に販売されているラジエーターにはもっといろいろな種類があります。走行の仕方やコストなどを考えて製品を選びましょう。

KOYORADならば、あらゆる用途や要望に応じたラジエーターの製作を請け負っています。市販では納得のいく製品が見つからないという場合は相談してみてはいかがでしょうか?

量産している製品に関しても、どれも品質が高く優れています。まずはホームページの製品案内をご覧いただくことをおすすめします。

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