車の外観

鈑金修理の費用が高くなりがちな理由

自動車を所有していると、2年に1度の車検や日々のメンテナンス、あるいはガソリン代など、さまざまなお金の問題に直面します。「金に糸目はつけないから、とにかく品質のよいものを使いたい」という人はよほどの車好きか富豪でもない限りありえないでしょう。多くの方は「品質も捨てられないけど、できれば安いものを…」と考えます。

自動車に関して、意外と大きな出費になりやすいのが鈑金の修理です。へこみや傷の修理であればまだしも、ただ塗装をするだけなのになんでこんな請求額に…。と不可解に思った経験がある方は1人や2人ではないでしょう。ともすれば「修理屋さんが足元を見ているのでは?」と疑心暗鬼に陥ったことがあるかもしれません。しかし、多くの場合、請求金額にはきちんと理由があってその値段になっています。昔から「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安いものには安いなりの理由があります。鈑金修理が高くなりがちな理由について確認してみましょう。

自動車の安全性に関わるため安価にしづらい

最も大きな理由はこちらでしょう。皆さんご存じの通り、自動車は金属でできています。金属は風雨にさらされていると次第にサビてしまいます。自動車はサビてしまわないように塗装がなされています。自動車の塗装は一般的に80ミクロンと言われています。ミクロン、という単位ではわかりづらいですが、0.08ミリメートルといえばどれだけ薄い塗装膜であるかなんとなく察することができるでしょう。自動車のボディは髪の毛と同じ太さ程度の塗装膜で守られています。

キズやへこみなどのダメージが原因で塗装が剥げてしまうと、そこから水分が侵入しサビが発生します。ボディがサビてしまうと、走行中に自壊する可能性があるため車検にも通らなくなってしまいます。キズやへこみの度合いがひどければ、当然交換する必要が発生します。そうなると大きな金属の塊を交換することになるため、材料費や塗装の手間、取り換えの工賃などを含めてたいへん大きな出費になってしまいがちです。まれに「こんなに小さいキズなのにドアを丸ごと交換!?」と驚かれる方もいますが、キズの範囲が狭くとも深ければ交換しか手立てがないこともあります。

見た目に影響する加工の調整が難しい

自動車にキズがついた場合、最後に仕上げ塗装をすることがあります。塗装は、ボディのカラーと同じ色の塗料を用意して、ただ塗ればいいというものではありません。塗装の跡が目立たないように、ほかの部位と色合いを合わせる必要があります。そのため、たとえば同じ「シルバー」に分類される色に塗装する場合であっても、少し色を暗くしたり、反対に明るくしたりする必要があります。さらに、近年はパールカラーという独特のツヤを持ったカラーも人気があります。塗装の際に同じような色合いになるようにするには大きな手間がかかります。

板金修理する作業員

鈑金修理の工賃が高くなりがちな理由は、ひとえに「手間がかかる」という部分が大きいことはご理解いただけたでしょうか。理由が分かったとはいえ、それでもなるべく鈑金修理の工賃は低いほうがありがたいですよね。そのような場合にはこちらの上尾市の鈑金修理業者のように鈑金交換・修理を安く行ってくれる業者を利用しましょう。見積・相談は無料で、さらにネット予約で料金が5%オフになります。安いからといって仕上げが雑ということは当然なく、保険会社や輸入車ディーラーの指定修理工場である自社工場で丁寧な修理を行ってくれます。

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